理事長所信
公益社団法人勝山青年会議所
2024年度理事長 黒田 隆太
共に明るい未来へ
はじめに
勝山青年会議所は55年の時を経て日本青年会議所委員長の輩出、北陸信越地区フォーラムの主管や55周年記念事業など、たくさんの素晴らしい機会に恵まれました。これも一重にこれまでの諸先輩方のたゆまぬ青年会議所活動の賜物であります。ここで得た経験をメンバー自らが成長へと昇華させ、組織やまちの発展に繋げられるか否かは、2024年度の運動にかかっていると言っても過言ではありません。そのような年だからこそ、まちづくりや勝山青年会議所運営の基本に立ち返り、メンバーと共に個の成長と組織の発展を強く結びつけることで、明るい未来を切り拓く、力強い運動を展開してまいります。
まちづくり
近年、福井県では北陸新幹線金沢~敦賀駅間開業、勝山市ではコロナで中止されていた左義長祭りの復活、福井県立恐竜博物館のリニューアルや道の駅「恐竜渓谷かつやま」周辺の活性化など、大きな変化が訪れようとしています。この大きな変化はまさに大きなチャンスであり、勝山青年会議所も勝山の力になれるよう、まちづくりに参加していかなければなりません。この勝山には、数多くの魅力が存在しています。今一度、まちを見渡し、自分たちに何が出来るのか考えることが重要ではないでしょうか。
勝山の魅力を高めていくという事は、市民がもっと勝山を好きになっていくことになります。シビックプライドの醸成や、今ある勝山の魅力に、ほんの少しアレンジを加えたり、付加価値を生み出すことによってまちの魅力を再発見し、市民と共に勝山青年会議所だからこそ出来るまちづくり事業を目指していきましょう。勝山を好きな市民を増やし、勝山が活性化していく未来を目指します。
青少年育成
未来を担う青少年の成長は、地域の発展において重要な課題であり、明るい豊かな社会へつながる欠かせない運動の一つです。勝山青年会議所はこれまでに数多くの青少年事業を行って参りました。そして、これからも継続して取り組むべき運動の柱です。現在勝山には大学はなく、高校も進学校が一校と、多くの若者が一度勝山を離れていく現状があります。今の子供たちに大人になっても、勝山っていいなと覚えていられる事業を展開していきます。
時代が変化し、社会構造や技術の進歩により、取り残されるのではなく、時代の変化に打ち勝つ人材になるために、これからの時代を生き抜く力を育む必要があります。その力こそ周囲と協力し助け合うことのできる精神性を育むことだと考えます。ひとと協力し手を取り合うことは大きな壁を乗り越えるための揺るぎない力となるはずです。
子供時代の思い出や学びこそが、大人になってからもどこかで勝山のことを思う郷土愛を育みます。長い人生の中でどこにいても故郷である勝山を思い、人と助け合っていける心を育むこと、それこそが大切なのではないでしょうか。
会員拡大
青年会議所は20歳から40歳までの団体ですが、会員数は勝山青年会議所の体力そのものであり、よりよい事業を構築・開催し勝山のまちづくりに携わっていくためには会員拡大を成功させていき、組織を動かしていく体力を増やしていかなくてはいけません。
では、どうやったら会員を増やしていくことが出来るのでしょうか。勝山の20歳から40歳までの人口はおおよそ3700人(2023年度)います。このおよそ3700人の方々の中から、勝山青年会議所に入会してもらうためには、私たちがどのような団体で、何をしているのか、いろいろなアイディアを考え、情報発信や候補者との対面によって私たちのことを理解してもらうことが、会員拡大の第一歩です。
そして、理解してもらう我々勝山青年会議所が自信を持って対象者に勧めることのできる組織になるために、対外事業はもちろん、メンバーのモラルや活動への意識を高めることで、メンバーが共に力強く会員拡大を推し進めていける組織を目指します。
事務局
青年会議所が運動を展開できるのは、長い歴史の中で受け継がれてきた厳格な運営と、お互いを支え合うメンバーの強い仲間意識があるからです。ルールがあるからこそ、我々は組織の中で成長することができ、想いを共有できるからこそ一致団結して運動を行うことができます。強さとやさしさを備えた組織運営は非常に強固なものですが、同時に時代の変化を捉え、新しいことに挑戦をしていく必要があります。
多様なメンバーが在籍し、それぞれが大切な時間を投じて青年会議所活動に参加しています。だからこそ、改めて時間の重みを認識していく、そんな組織運営が求められます。
時代の変化で情報発信のあり方は対外広報紙、ホームページにSNSとよりリアルタイムに発信していくことが可能となりました。だからこそ、その時々に適した媒体でJCならではの魅力を詰め込んだ情報発信を行ってまいります。私たちの活動が多くの市民の関心を集め、共感をいただくことで勝山青年会議所と地域との繋がりの輪を広げていきます。
おわりに
近年、勝山青年会議所は、入会してから卒業するまでの在籍年数が長いメンバーが増えており、会議体を構成する人の役割や仕組み、組織の意義を伝えることのできるメンバーも増えています。そういったことをしっかりと伝えることでメンバー自身の能力を最大限に発揮できるようになり、勝山青年会議所の運動のパワーはより強くなると考えます。全メンバーが青年会議所活動に全力で取り組み、より良い運動を展開するという想いをひとつにすることで、成長できる組織を目指します。青年会議所活動は仲間と共に一歩ずつ着実に前に進んで行けば、その先には必ずまちや自分の成長が待っています。すべては、一人ひとりの行動から始まります。私たち一人ひとりがどうありたいか、勝山青年会議所という組織を、そして勝山というまちをどうしていきたいのか。しっかりと考え、明るい未来へと共に進んで行きましょう。
基本方針
- 勝山だからこそ、勝山青年会議所だからこそできる活動
- 自らに自信が持てる勝山青年会議所の価値向上
運営方針
- 委員会から始まる事業運営
- 勝山青年会議所としての基本的なルールの順守
- 品格ある青年としてのマナーやモラル
各委員会事業計画
まちづくり委員会
・勝山左義長祭りのへ参画
・勝山の魅力を活かすまちづくり
・例会の開催(2月 6月 9月)
青少年育成委員会
・青少年の郷土愛を育む事業
・青少年の協調性を育む事業
・例会の開催(5月 8月 10月)
会員拡大委員会
・会員拡大活動
・自らの組織に自信を持てる会員育成事業
・新入会員オリエンテーションの開催
・例会の開催(4月 7月 11月)
事務局
・理事会、総会など会議の円滑な準備と運営
・ホームページの管理運営、情報の発信
・災害ネットワーク担当
・日本、地区、ブロックの対応
・若いわれらの発行
・例会の開催(1月 3月 12月)